悪い流れは続く。代表戦を挟んでも何も変化のないままのリーガだった。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:ケディラ、シャビ・アロンソ;ディマリア、エジル、ロナウド
FW:イグアイン
46分:エジル→モドリッチ、ディマリア→ベンゼマ、65分:アルベロア→カジェホン
事前の予想ははずれ、エッシェンはベンチ。いつもの11人がピッチに立つことになった。
■セビージャの先発メンバー
GK:パロップ
DF:シシーニョ、スパヒッチ、ボティア、フェルナンド・ナバーロ
MF:マドゥーロ、メデル;ナバス、ラキティッチ、トロホウスキ
FW:ネグレド
61分:ラキティッチ→マヌ・デル・モラル、70分:ネグレド→ルナ、82分:トロホウスキ→コンドグビア
優秀なフォワードが揃っていたセビージャだが、今はネグレドの時代に。
■目を覚ませ
今のマドリーを形容するのに、多くの言葉は必要ない。
とにかく怠惰だ。
相手以前に自分たちが試合に向き合えていない。
開始早々のコーナーでトロホウスキに先に動かれ、つくのをさっさと諦めたディマリアの守備による失点から試合は始まったが、いつまで経っても動きのない攻撃陣は、厳しく当たってくるセビージャ守備陣にフラストレーションを溜めるだけだった。
イグアインは報復を見咎められなかっただけ運がよかったというほかないが、シュートに落ち着きが見られないのはいつものこと。数少ないチャンスをあっさりと棒に振った。
肝心の守備も、チームとしての連動性は皆無。ディフェンス陣が個人能力でボールを奪えるという程度の出来だ。
高い位置でボールを取れないから自ずと遅攻になるが、オフザボールでチームを助ける選手がいないため、先制して落ち着いたセビージャを崩すことなど望むべくもなかった。
早々の失点で焦ってプレーしている点も、余裕のなさを感じさせる。
以前のバルセロナ戦で失点した時の、一気に落ち込んで焦り、ドタバタしだしていた状況を思い出させるような不安定ぶり。
「たかが1点」と落ち着いてやり直すような精神的状況には、今は程遠い。
もう言い訳をできる期間は過ぎ去っっている。
バカンスを終えて、早く試合に戻らなければいけない。