レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ラス「バルセロナとは8ポイント差。大きいよ!」

マラガ戦に先発し、リーガでは2月5日のヘタフェ戦以来の出場となったラス。引き分けという結果に終わったが、この先のシーズンに向けて、彼は楽観的だ。以下、アスより。

・マラガとの引き分けはチームにとって痛かったですね!

L:ああ、勝てると思っていたんで、試合の後は皆ちょっと悲しかったよ。でも、バルセロナとは勝ち点差8あるから、劇的なことは何もないさ、8点差は大きいよ!今は、タイトルに向けて自分たちが前進し続けるために、ホームでのビジャレアルとの試合のことに目を向けているんだ。試合に引き分けたから、何も終わってないよ。

・ロスタイムにマラガにゴールを叩き込まれるまで、実際何があったんでしょう?

L:カソルラホアキンのような選手が試合を通して、ボールを持った時に素晴らしい質の高さを示したんだ。それであのフリーキックを取った・・・

あのゴールに関しては誰も責められないさ。カソルラは誰も止めることができない良いシュートを放ったんだから。今はビジャレアルに勝つために皆頑張ってる。

・引き分けに終わった後、マドリーのロッカールームでは実際のところ怒っていたのでは?

L:怒りはなかった、むしろ残念な気持ちだったよ。でも、僕らはタイトルを取りたい、できるだけ早くチャンピオンになりたいと思っているから、それは普通のことさ。ベルナベウで勝ち点を失うのは良くない、けど、どうかわかってほしい、世界の終わりじゃない。僕らはリーグの首位なんだ。

・スペインでは、バルセロナが8点差をひっくり返してリーガを取れると言われ始めています。どう思いますか?

L:僕らはバルセロナを気にしない。自分たちのことだけに集中してるよ。自分たちの運命は自分たちの手の中にあるってわかってるからさ。試合に勝って、チャンピオンになる。それだけだよ。

・好きな中盤でなくサイドバックとしてでも、少なくとも、先発の11人に戻ったことは幸せですか?

L:僕はしばらく試合から遠ざかっていたから、先発でプレーすることに興奮したよ。体も調子よくなって帰ってきたしね。右サイドバックと中盤でのプレーに大きな違いはない、僕はいろいろ経験があって、サイドバックでもうまくこなせてるから。

でも、実際、3ポイントを取れていたら、復帰は満足いくものになったんだけどね。

・攻撃ではよく動いていましたが、時々ディフェンスではやられてましたね。同じように分析しますか?

L:プレーしてない期間があったから、マークする選手を探す必要があったんだ。マラガに対する時には、守備的には、普通よりもやっかいだよ。でも、攻撃面では上手くやれたと思う。

・2ポイント失ったことを心配しているマドリーファンにはどんなメッセージを送りますか?

L:フランスには「家に火はついてない」って言い方があるんだ。重大な問題は何も起こってないって意味なんだけど、マドリーはリーガで首位にいるんだから、僕らは心配する必要はないんだ。

・フランス代表監督のローラン・ブランは、あなたをユーロの代表に考えていると発言しました。23人のリスト入りに希望を持っていますか?

L:監督と会って、そのことを話したよ。ブラン監督は、僕の考えていることを知っている。ブルースに僕を呼ぶという話を聞けてとても嬉しかったよ。僕はフランス人だし、話したように、プレーしているクラブで良い仕事をして初めて代表の扉は開かれる。でもユーロの前にマドリーでタイトルを勝ち取るよ。

・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・

1試合の結果に一喜一憂するべきではない、落ち着いて良いというラスのコメントはその通り。このところ、勝ち続けることが普通になっていているが、引き分けで精神的に揺らぐようではリーガを取ることなどできないだろう。これまで得たアドバンテージを、慢心ではなく、しっかり理解すれば良い。

ラス個人について言えば、ケディラの次という立場でシーズンが始まり、コエントランが中盤でも起用されたり、シャヒンが入ってきたりと、中盤では非常に厳しい状況というほかない。

だが、彼の一番大きな特長である、ボールホルダーへの絡み、ファールなしでボールを奪える技術は、チームにとって必要なものだ。また、右サイドバックとしてもプレーでき、ある程度自分でボールを持てるスキルがあることも考えると、今のチームの中でもっとやってもらえることがあるのではと感じられる。

特に、セルヒオ・ラモスがセントラルに移った今、右サイドバックでプレーできるラスの存在が大きくなる場面は必ず来る。

彼の本職ではないが、インタビューでも語っているように、中盤と変わらない質でプレーして、マドリーに貢献してもらいたい。