レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

アンチェロッティの監督就任が正式決定

モウリーニョとの契約解除からおよそ1か月。当初から後任の第一候補と言われてきたアンチェロッティの監督就任が公式に発表された。アンチェロッティとの契約は3年と伝えられている。

ほぼ同じタイミングでPSGの監督にブランが就任することが発表されており、PSGの後任決定まで公式発表を待っているとの報道は正しかったものと思われる。

モウリーニョがごたごたし始めた時から、公認候補の筆頭と伝えられていたアンチェロッティ。ペレス会長は、気鋭の若手監督ではなくCLで実績のある監督で、メディアなど外向けの対応が問題ない人物を求めていると報じられており、その報道が事実とすれば、アンチェロッティはペレス会長がポストモウリーニョとして早い段階から目をつけていた監督と言うことになる。

以前にもマドリーの監督候補に名を連ねたことがあり、結局は別の人物が監督に就任していたが、今回はそれが現実のものとなった。

モウリーニョに比べると、戦術面での個性は強くない。

ただ、マルカで「イタリアのデルボスケ」と以前評されたように、チーム内の選手の扱いには定評がある。

また、戦術面の個性が強くないことは、柔軟性があるということでもあり、与えられた選手でチームの形を作るのに非常に長けている。これは、監督が関わらずにフロントが主導して選手を獲得してくることが頻繁にあるマドリーでは、非常に重要な才能と言える。

まずは新しいサイクルの一歩目を踏み出すことが出来た。

どういうチームになっていくか、プレシーズンを約2週間後に控え、ようやく楽しみになってきた。