レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第37節 vセルタ

この試合でマドリーは数字上もリーガの可能性を失った。バレンシア戦からの3試合で得た勝ち点は2。終盤でこれは厳しい。

■マドリーの先発メンバー

GK:ディエゴ・ロペス

DF:アルベロア、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ

MF:シャビ・アロンソケディラ、カゼミロ

FW:モドリッチ、モラタ、イスコ

56分:ケディラ→イジャラメンディ、57分:アルベロア→コエントラン、69分:カゼミロ→ウィリアン・ホセ

アルベロアケディラが復帰。

主力と控えが半々くらいというメンバー。

■セルタの先発メンバー

GK:アルバレス

DF:カストロ、カブラル、フォンタス、アウルテネチェ

MF:クローン・デリ、フェルナンデス;オレジャナ、ラフィーニャ、ノリート

FW:シャルレス

57分:アウグスト・フェルナンデス→アレックス・ロペス、67分:シャルレス→ベルメホ、70分:ラフィーニャ→マディンダ

バルセロナ行きの噂があるルイス・エンリケ。セルタでの時間はあとどれほどか。

■簡単に

結果は0-2。

失点のしかたも非常に悪く、ゴールに直結するミスを2つも犯してしまった。セルタが抜け目なくそれをゴールにしたとも言えるが、ほんの1か月前に見せたマドリーのレベルからすれば考えられない惨状。

確かに、このメンバーでいきなりまともにプレーできれば苦労はない。

アルベロアケディラは長い負傷離脱から帰って来て最初の試合だったし、カゼミロも先発は久しぶり、攻撃陣はありあわせで組み合わせるしかなく、これで形を作れと言うほうが無理がある。その場その場でいくつか良い場面はあったが、それだけで勝てるほどリーガは甘くないということだ。

ただ、個人ではもう少し良いところを見せて欲しかった。

一応は可能性を残した試合ではあったし、各プレーヤー、特にオフにはボーダーライン上になりそうなプレーヤーたちには、個人としてできることを見せられるところだったのだが、悪い流れに乗ったままで、抵抗できずに90分終わってしまった、という印象でもったいなかった。

チームとしてみれば、CL決勝をを控えてコンディションの怪しい主力組を休ませることができた。このタイミングで休養が取れるというのはリーガを失ったということと同じ意味合いなので、手放しで喜ぶこともできないが、コンディションを考えれば非常に大きい。

心配なのは、ここまで弛緩した雰囲気になってしまったチームがあと1週間半で最高の舞台にふさわしい緊張感を取り戻せているかどうか。身体的なコンディションは休めばほとんどの場合回復するが、精神面はそう簡単にはいかない。休んでいる間にチーム状況が悪くなったことと無関係ではいられないだろう。

タイトルに向けて戦った試合で結果が出なかったことと、それによってリーガが消化試合化してしまったことが最後にどう出るか。アンチェロッティの手綱さばきに期待する他ない。

数字上も消化試合となった最終節はエスパニョールと対戦する。

最後は勝って、CLに弾みをつけてもらいたい。