レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ第13節レアルマドリードvムルシア戦にむけて。―中盤の布陣はどうなる?―

マルカに、「カシージャスの移籍はない。」という内容の記事がいくつか掲載されていた。

前回の日記で書いた、トッテナムの今後の報道にさっそくメディアの反応があったということだろう。

まぁ大半の人の予想通りだと思うけれども、前回書いたようにトッテナムとラモスの誘いに乗ることはないだろうし、

現場やファンの反応がそういうものなら、カルデロンカシージャスを売れるはずもない。

さて、そういう記事にまじって、現地時間24日土曜日のリーガ第13節、ムルシア戦に向けての練習の記事が。

代表に15人も選手を取られているので、10人しかトップチームがいない状態という練習だが、重要なのはロッベンの状態が良くなってきているということ。

(ちなみに前節前半で交代したカンナバーロの怪我はたいしたことはなかったようで安心。)

ムルシア戦の招集リストに入るかは微妙だけれども、今後数試合のうちに少なくともベンチに戻ってくることは間違いないと思われる。

ということで、主に中盤で使える選手はディアラ、ガゴ、グティスナイデルロビーニョロッベン、バルボア(イグアインも中盤で使われることもあるので含まれるか・・・)。

ロッベンがポジション的にロビーニョと被ることは明らかなので、使い方に迷うところ。

シュスターがこれからも4-4-2を基本路線としていくと仮定すると、中盤のイスは4つ。

これから誰を使っていくだろう?

現在のリーガでのチーム成績は、12試合終わって9勝2敗1分けの29得点12失点で、CLでは4試合終わって2勝2分けの8得点5失点。

成績だけみればスタートダッシュに成功したと言っていい。

しかし、前節のマジョルカ戦でも露呈したように、守備の不安定さは明白で、中盤での守備をおろそかにすると、ガタガタと崩れてしまう危険性は十分にある。

そうすると、これまで良く使ってきた、ディアラ・ガゴのドブレピボーテに、ロビーニョスナイデルの攻撃的中盤がバランス的にもいいのか・・・

問題はこの布陣で手詰まりになってきたとき(先日のCLオリンピアコス戦のような)で、そうなったときにどういう判断をするか。

無理をしないのであれば、単純にロビーニョロッベンとか、スナイデルグティという交代が一般的だと思うが、ポゼッション重視の攻撃サッカーを貫くならば、ガゴに替えてロッベンという選択肢はあり得ることだと思う。

このように、スタートにこれまで通りのメンバーで臨んで、閉塞感が出てくればロッベンロビーニョを出して推進力を高めることが無難だろう。

では、今後グティスナイデルの併用はあるのか?

リーガ開幕当初、この二人を同時起用していたが、メリットはこんな感じか。

1:パスの出どころを増やして相手のプレスの効果を減少させる。

2:1の結果により、ポゼッションを高め、相手を押し込む。

3:独力突破型ではないニステルやラウールには能力の高いパサーが必要。

(1はプレッシャー下でのプレーにむらが多いグティを助ける効果もおおいにあったと思う。単独でのグティは機能しないととことん機能しない。)

が、現在のところ、飛び道具として機能するのはロビーニョだけで、彼(復帰してくればロッベン、そしてバルボア)も含めると、中盤で守りを担当するのがディアラだけというアンバランスな状況になってしまう。

今の最終ラインの出来を考えるとちょっとできない選択ではないだろうか。

もし、グティスナイデルの併用があるとすれば、ロビーニョロッベンをベンチに座らせて我慢させておける場合だろう。

遅刻事件の対応でロビーニョを擁護したシュスターなら、うまくやるかもしれない。

しかしながら、ほとんど試合に出られていないロッベンも一緒におとなしくさせておけるのか、管理能力が問われることになりそうだ。

というわけで、現状では前節のようなディアラ・ガゴにロビーニョスナイデルという組み合わせの維持が妥当だと思うが、そこからロッベンやバルボアを投入しての攻撃的変化は使ってみていいチャレンジだと思う。

一方で、グティスナイデルの併用は、常に使うよりも変化として使用した方がよさそう。

不安の残るマルセロを使い続けるなど、開幕当初のローテーション制とは距離を置きつつあるシュスターが今後どういう布陣で臨むか、また選手のケアをできるかが次のムルシア戦以降に示されていくだろう。