週末に各国代表戦が行われて、スペインがユーロ本大会出場を決定した。
エインセが打撲傷を負った以外は今のところ怪我の情報はなく、一安心。
病み上がりのペペが一番の心配だったけれど、何もニュースがなかったことが一番のニュース。
さて、前回書いたとおり、次節アウェーのムルシア戦に、ロッベンが帯同する模様。
ということは、単純に考えればバルボアが招集外になる可能性が高い。
実績的には非常に差があると言っていいこの二人だけれど、アス紙によれば、ロッベンは今季のマドリーの全試合時間のうち20%しか出場しておらず、
マドリーでの今までの貢献度はハッキリ言って五分五分か、バルボアの方が上といった印象。
どちらもロビーニョを脅かす存在では今のところない。
これから怪我なくポジション争いをしてシュスターを困らせてほしい。
それと、最近話題になっているのは、先日アメリカ代表デビューを果たした、ジョスマー(ジョジー)・アルティドール(Josmer<Jozy> Altidore)という選手。
基本的データとしては、1989年11月6日生まれの18歳。186センチ、86キロ。ポジションはフォワードで、現在はレッドブル・ニューヨーク所属、
カナダで開催された20歳以下のW杯でマドリースカウト陣が注目したというくらい。
いくつか動画を見てみたけれど、体格通り力強いプレーが魅力なようで、ポジショニングも良さそう。
ワタシが知っている情報はそれほど多くないので、これを読んでくださった方でご存知の方は教えていただければ幸いです。
マドリーが獲得するとなると、冬のマーケットではなく、来夏のことになるようだが、冬にソルダードが移籍する場合は冬の獲得もあり得るらしい。
こういう報道を見る限り、獲得時期に関わらず、獲得すれば即トップチームに登録することを考えているようだ。
サッカー界では非常に若い選手とは言えない18歳ではあるけれど、いきなりのトップ登録の構想に不安はある。
が、遠からぬ将来ソルダードが出場時間を求めて移籍することは確実な状況なのは確かだ。というのは、彼には代表を狙うためにも「今」出場時間が必要だから。
そんなソルダードをマドリーに縛るのはかわいそう。
それに比べてアルティドールなら、ニステルのサブとして適宜出場時間を与え、ニステルが引退する頃に相応の能力に達することを目指す起用方法もあり得る、という考えらしい。
それにしても、バティスタですら極めて限られた出場時間しか与えられていない状況では、そういう起用をできるのかは疑問で、トップ登録するなら、シュスターの起用に柔軟性が求められるだろう。
開幕当初のシュスターなら、「そんな起用法は期待できない!」で一蹴していたところだけれど、マルセロを継続出場させている今ならあり得る、とは言えるかも知れない。
フォワードはいても、センターフォワードが少ない現状では控えとして重宝するだろうな、という考えもある。
いずれにせよ、貴重なEU外枠の最後の一つを使うに足る選手なのか、スカウトにしっかり見定めてほしい。