昨日急に浮かび上がった移籍報道。
今日になって本人のコメントも出てきたようで、新しいことも分かってきた。
・移籍金は2000万ユーロ程度と伝えられている。それ以下の数字も出ているので、2000万ユーロは最大限に近い数字かもしれない。
・基本は’09~’10シーズンの加入、ロナウド獲得に失敗した場合は今季から加入という、そんな扱いでいいのか、という報道もあり。
・本人は静観しているよう。「今は何も言えない。」はマルカ紙の見出し。「もう一年HSVのためにプレーするだろうと思っている。昨日はアトレティコと言われ、今日はマドリー。こんなことが続くんだろう。」とのコメントがskysportsにも掲載された。
報道を見る限り、クラブ間交渉はこれからといったところのようだし、本人もなんとも言えない、というところだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・
前回書いたように、この移籍が実現すると、中盤中央が人員過多となってしまう。
バティスタは移籍の噂が続いているけれど、シュスターは残留してほしいらしく、先行きは不透明。買い戻しのカンテラーノスで言うと、短い時間ながらも代表でいいプレーを見せたデラレは25人の枠に食い込めるだろう。
ハビ・ガルシアは、シュスターがセンターバックでの起用を検討していると伝えられており、さまざまなポジションをこなせることを見せられれば、残るかもしれない。
一番厳しくなるのはグラネロだろう。ポジションは重なってしまうし、ただでさえグティ、スナイデルがいるなか、ファン・デル・ファールトともポジションを争うのは厳しいだろう。
となると、さらにレンタルか、買い戻しオプション付きの完全移籍が現実的なところ。
ロナウド獲得に失敗した場合は、という報道があるとおり、マドリーはまだロナウドをあきらめたわけではないようだ。
とはいえ、復帰まで10週間から12週間かかると言われているロナウドをあえて今季獲得する必要性はあるのだろうか。
ロナウド獲得の是非、その「保険」として報道されたファン・デル・ファールト獲得の是非。どちらもよく考える必要がある。