レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第2節 vオサスナ

土曜開催のリーガ第2節。日曜朝の方が見やすいのでありがたい。

■両チームの先発メンバー

新しく画像で紹介できるものを教えていただいたので、試験的にそれで紹介。

・マドリーの交代 70分:ベンゼマ→ペドロ・レオン、88分:エジル→グラネロ、89分:イグアイン→ディマリア

オサスナの交代 63分:ダミア→オイエル、67分:アランダ→マスード、75分:ソリアーノパンディアーニ

マテオスのベンチ入りはならなかった。

マドリーはイグアインベンゼマを同時起用。3トップの下にエジルという感じ。ベンゼマは右サイドでどれだけやれるか。

ペペが久々に復帰し、カルバーリョとのポルトガル代表コンビのセンターバックになった。

■珍しく右サイドから

前節はどうもグダグダしたまま終わってしまっただけに、攻撃をどう作っていくかが気になっていたところ。

エジルが持つとキープでき、良いパスが出ることがわかったので、今朝はエジルに入って3トップを使い出した時に攻撃のスイッチが入っていた。

シャビ・アロンソから始まり、右へ展開してエジルに預け、セルヒオ・ラモスも上がっていく場面が序盤は多かった。

オサスナソリアーノとアランダを残すような感じにして4-4-1-1とし、2つのラインをコンパクトにして守っていた。

実況も話していたが、昨シーズンの失点数はリーガ5位。アウェイでもあるし、しっかり守って勝ち点1を狙うには問題ないチームになっている。

それに対してマドリーの右サイド。ベンゼマがどうこうというより、新しいチームであの狭い中を崩すのは無理。

選手が多く集まっている状態だから、一気にサイドを替えて広いスペースがある左でロナウド&マルセロに勝負してほしかった。

ロナウドに限らず、ポジションを入れ替えた時のベンゼマにしても、今日は得意のはずの左サイドで随分とおとなしいプレーに終始。

個人技で何とかしないとオサスナのブロックを崩してゴールに迫るのは難しい印象の試合だったのに、いつものようなプレーは見られなかった。

仕掛けすぎてボールを失うか、消極的にすぎるプレーになってしまうか。極端だと困る。やるべき時を判断してもらいたい。

今朝は繋ぐ、クロスを上げる、というプレーを優先する指示があったのではないかと思う。右サイドからは、普段ないほどにクロスが上がっていた。

マドリーの守備はマジョルカ戦より良かった。

3トップがよく追っていたし、オサスナに適当なロングボールを強いることが何度かできていた。

アランダに当てようとするボールに対してはペペが競って、危なくなる前に跳ね返すことに成功していた。ピボーテにも高さのあるケディラが入っているので、簡単に放り込まれても危険は少ない。

サイドにしても、ロナウドベンゼマが自陣に戻る場面があり、このあたりは守備意識の高まりとみて良いだろう。

課題としてはもうちょっと高い位置で奪う回数を増やすこと。

ショートカウンターで得点しないと、アタッキングサードエジルから細かく繋いでいくのは、まだまだ難しい。

■カウンターの見本

モウリーニョのチームらしいカウンターが決まって先制したのは48分。オサスナフリーキックの場面から。

左サイドからニアに入ってきたボールをロナウドがクリアし、一度オサスナに押し戻されるも、そのボールがケディラのところに落ちてきて、エジルにロングボールを通した瞬間が下の状況。

矢印がカウンターに参加したマドリーの選手。エジルが持って仕掛ける間にボールを出したケディラもゴール前に入り、その後ろからロナウドがクロス。右サイドからはカルバーリョも上がって、オサスナゴール前に殺到する。

エジルからロナウドへ。ロナウドがシュートしてリカルドにはじかれたボールをもう一度ロナウドが拾ってカルバーリョにパス。これを落ち着いて決めて先制。

チャンスの時に一気に駆け上がり、とにかく相手ゴール前に入っていくというのは、モウリーニョらしいカウンターだと思う。

相手のチャンスから一転してゴールを決めたこのシーンは狙い通りといったところ。

■その後は・・・

先制した後も、攻め気は見せていたマドリー。今朝はエジルが素晴らしく、エジルを起点に良いところへボールが出ることが何度もあった。

が、イグアインはことごとくリカルドに止められ、ロナウドも無理なシュートを打ち出して、良い雰囲気がしぼんでいってしまった。

ペドロ・レオンが右サイドで相手を振り回したシーンは個人的にはすごく盛り上がった(フィーゴのようなドリブルだった)が、これも得点にはならず。

それでも前半からの良い守備が崩れることはなく、1-0とイタリアなら絶賛されるであろう試合運びで初勝利を挙げた。

イグアインが落ち着いて決めてくれればもっともっと楽だったが、1点差のドタバタ感もなく終われたのは、大きな進歩。

■CLも開幕

ミッドウィークにはCLが開幕。

これからしばらくは週に2回の試合がある。後半から出たペドロ・レオンは右サイドでもっと良くなりそうだし、ディマリアやカナレス、グラネロやラスといったあたりにも出番は十分回ってくるはず。誰が出ても同じ水準が保てるチームになるようになってくれれば。

アヤックス戦は水曜日に開催される。