レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ピボーテは駒不足

先日から触れているとおり、現有戦力で不安が残っているのがピボーテ、特に守備で計算できるピボーテだ。

とりあえず、現状を確認しておくと、この位置に入りそうなのは、ケディラシャビ・アロンソ、グラネロ、シャヒンといった選手たち。

これに、ぺぺ、コエントラン、アルティントップといった選手たちがオプションとして入ることになる。

ただ、ぺぺの中盤起用は限定的なものだし、アルティントップは負傷で計算できる状態になく、コエントランがこの位置でまだまだなのはさきほど触れたとおりだ。

では、最初の4人のうち、グラネロ、シャヒンがどうかというと、トップ下に近いスタイルで、攻撃では活きるが、守備が持ち味の選手たちではない。

長いシーズンの中で、ケディラが負傷なり出場停止なりで外れる時を想定する必要があるが、その時のバックアップが心もとない。

率直に言って、リーガならシャビ・アロンソと、シャヒンやグラネロの攻撃的組み合わせを作っても何とかなるだろうし、コエントランの不慣れさに目をつぶることもできるだろうが、もっと重要な場面でそれが訪れないとも限らない。

そうした時に、昨シーズンもそれなりに出場していたラスがいればと思うのだが、彼自身の出場機会を求める心情により、早々に移籍リスト入りしてしまったし、ガゴも戦力として扱われていない。

しかも、選手の獲得はないと表向きはモウリーニョが公言してしまっている。

さらに言えば、カンテラーノにも、プレシーズン中ここに収まるような使われ方をした選手はいない。

この現状でどう乗り切るつもりなのだろう。

コエントランの起用が多くなりそうな予感はするが、それによってどこまで彼が適応するかに期待するしかないのかもしれない。