レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第4節 vレバンテ

早く起きて見たのが損と思うほどのひどい試合を振り返っておく。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カルバーリョ、マルセロ

MF:シャビ・アロンソケディラ;ディマリア、カカ、コエントラン

FW:ベンゼマ

46分:ベンゼマロナウド、58分:カカ→イグアイン、69分:マルセロ→エジル

事前の報道どおり、ケディラが復帰。ロナウドエジルがベンチスタートで、カカが入り、コエントランがサイドに出た。

■レバンテの先発メンバー

GK:ムヌア

DF:ハビ・ベンタ、バジェステロス、ナノ、ファンフラン

MF:シャビ・トーレス、イボーラ;バルド、バルケーロ、ファンル

FW:コネ

74分・バルケーロ→ルベン・スアレス、82分:コネ→アランダ、84分:ファンル→パジャルド

昨シーズン、マドリーを相手に引き分けて勝ち点を得ているレバンテ。また勝ち点を落とした、という印象が強い。

■プレー以前

この夜のマドリーはプレーすることなく敗れ去った。

ディマリア、カカ、コエントランの2列目は縦に急ぐばかりで全く機能せず、カカはエジルの代わりを務めることはできなかったし、ディマリアとコエントランは質の低いプレーに終始した。

アタッキングサードでのスペースをきっちり消してくる当然の策をとったレバンテに対し、彼らはアイデアに乏しいワンパターンの動きしかできなかった。

ローテーションをしないモウリーニョはこの結果を受けてさらに少数への依存を強めるかもしれないが、本来は逆で、ローテーションで修正しながら勝ちを得られるようチームの幅を広げておかなければならない。

昨シーズンならば、チームの基盤を作るという意味も読み取れたが、2シーズン目の現在、少しメンバーをいじっただけでここまで何もできないことは、長いシーズンを戦う上で絶望的ですらある。

モウリーニョは、いろいろな戦術的可能性を持ってはいるだろうが、それをプレシーズンなどで試すことはほとんどなく、その引き出しが使えるかどうか実戦で確かめることはないままにシーズンに入っているのだ。

その点で、CL後のこの試合、このメンバーでは、少なくとも苦戦することは何も不思議ではなかった。

そして我慢が必要な試合で、忍耐できずにプレー外でアドバンテージを得ようとして、結果自分たちがダメージを受けるという愚かな振る舞い。

マドリーは、自分たちの情けないプレーに見合う罰を受け、勝ち点を失った。

プレーの質は最後まであがらなかった。走れないか、運動量はあっても効果的でなく、ムヌアの守るゴールを破れる気配もないまま、90分を終えた。

■早く切り替えろ

こんな哀れな試合はこれきりにしてもらいたい。

プレーで何もできず、我慢できずに恥ずべき混乱を自ら招く規律のなさ。

どこをどう切り取っても、勝ち点を得るに値しない90分だった。

今週はミッドウィークにもリーガがある。

やり直して、まともなプレーを見せて欲しい。