遅ればせながら、週末のセルタ戦を振り返る。
■マドリーの先発メンバー
GK:ディエゴ・ロペス
FW:ベンゼマ
46分:ケディラ→シャビ・アロンソ、66分:ベンゼマ→イグアイン、カジェホン→カカ
お休みの選手が多く、いるメンバーを組み合わせた印象の11人。
■セルタの先発メンバー
GK:ハビ・バラス
DF:ジョニー、デミドフ、トゥニェス、ラゴ
MF:オウビーニャ;フェルナンデス、アレックス・ロペス、デ・ルカス、クローン・デリ
FW:アスパス
56分:アレックス・ロペス→プラニッチ、62分:デ・ルカス→ベルメホ、82分:クローン・デリ→パク・チュヨン
残留争いに参加してしまっているセルタ。得点の少なさが課題の様子。
■簡単に
重要な3試合を終えてのリーガということで、少しゆるい状態でこの試合に臨むのは、コンディションを考えれば当然のやり方。
試合前から主力の何人かが不在なのは明らかだったし、いるメンバーで上手くやる必要があるという試合。
そういう状況なので、チームとして走れないのは、ある程度仕方ないこととして受け入れる必要がある。前半からマドリーはパスコースを作れず、ロングボールを蹴らざるを得ないか、簡単に引っかかるかしてセルタに攻め続けられる時間が多かった。
ボールを持たない形は、マドリーにおいてはカウンターのチャンスがあるということでもあるのだが、良い状態でボールを奪うこともできないし、ボールを持ってからの動きもないので、ただ攻められる状態に。
非常に高いモチベーションを持って臨んだ連戦が終わり、しかもCLは次があるということで、いわば谷間の試合となった今節では、チームとして高いレベルを維持する必要はなく、こういった試合展開も仕方ない。
だが、今後も継続的に試合に出られるかどうかの当落線上にある選手が、同じようにペースダウンしていてはいけない。
フォワード2人の悪さは際立っていた。
特にイグアインは、チームを助ける動きがなく、その上”いつも通り”簡単な決定機を外してしまっていて、良いところを何も出せなかった。
ベンゼマも、ボールが多く来る試合ではなかったということはあるにせよ、決定機を決められず、積極的に推した句なるような内容ではなかった。
チームの状況とは別に、彼らには彼らのポジションを確保するための戦いがあり、それに勝たなければ試合には出られないのは当たり前のこと。チーム内の競争に勝つために、出たからには何か結果を残そうという気持ちが感じられず、チームとともにゆるかったのは非常に残念。
この試合では彼らが悪い意味で目立ってしまったけれど、4月あたまのCLへ向けて、ポジションを得るための競争は続いているはずなので、良い形でアピールしてもらいたい。
モドリッチ、カカ、マルセロ、ペペといったあたりが、モウリーニョを悩ませるようなプレーをしてくれることを期待したい。
次節はベルナベウにマジョルカを迎える。