コパデルレイ決勝トーナメント二回戦の抽選が行われ、組み合わせが決まった。
セビージャvバルセロナ
ヘタフェvレバンテ
試合は1月9日と16日に行われる。
マジョルカとはリーガ第12節で4-3の打ち合いを演じているが、コパではどうなるか。
出場するメンバーにも注目したい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、アリカンテ戦で移籍後初ゴールを決めたロッベンのインタビューがアス紙に掲載されていた。
大変長いインタビューなので、今回はまず本文を掲載し、次回に感想を書きたいと思います。
スペイン語は勉強したことがないため、辞書を使ってさらっと訳しています。意訳もありますし、間違いもあるでしょうが、重大な間違いがある場合は優しく教えていただければ幸いです。
http://www.as.com/futbol/articulo/futbol-solucion-jugar-derecha/dasftbpri/20080104dasdaiftb_35/Tes
・マドリーでのファーストゴールを決めた後の気持ちはどうですか?
とても幸せだよ。勝利への道を開く、チームにとって重要な得点だったからね。
とても素敵な印象だね。僕が好きな形で、何よりボールを強く、うまく蹴ることができた。
でも、このゴールは素晴らしいパスを出してくれたイグアインのおかげでもあるよ。素晴らしいプレーだったね。
・スタンドとゴールを祝った時、誰のことを考えましたか?
大変な幸せと感動を味わったよ。
最初は自分自身のことを考えた。けがを克服する間の辛い日々があったからね。
でも、特に家族のことを思い出したよ。
僕の妻は、プレーできない一番大変な時に僕を支えてくれたんだ。それに、とても心配してくれたから、彼女のおかげでとても助けられたんだよ。
・アリカンテ戦のユニフォームは、羅紗に包んだ黄金のように大事に取っておくと思うのですが・・・
とんでもない!対戦相手の選手と交換したよ。僕にとっては、一番特別なのはデビューした時のものだから、それは取ってあるけどね。
僕は執着する方でもないし、コレクターでもないから、家にあるのはそのユニフォームと、カルデロン会長が、移籍会見の時にくれた、銀でできたサンチャゴ・ベルナベウの模型だけだね。
・移籍して最初のゴールまで、随分と時間がかかっていたので、心配するようになってはいませんでしたか?
そんなことはないよ。新しいクラブで最初の得点を挙げることは特別なことだけれど、マドリードに来てまだなにも達成していないし、これまでと同じように努力し続けなきゃいけない。
このゴールは単なる一つのステップだよ。
僕はなにも成し遂げていないし、チームとしてもタイトルを獲得したわけじゃないからね。
・もっと幸福をもたらしてくれるのを待っていましたが、エンジンがかかるのに時間がかかりましたね・・・
水曜日はアリカンテとの試合でプレーして、ゴールを決めたけど、レアルマドリードの選手として一番の日じゃなかった。
・えっ!違うんですか! じゃあいつが一番ですか?
マドリードに来てからの最初の一週間だよ。
サンチャゴ・ベルナベウでの移籍会見と、僕の妻が妊娠して、父親になると知ったのが一緒の時期だったから。
僕は世界で一番幸せな男だって思ったよ。
・マドリーと契約した期待にこたえようと、神経質になってしまうこともあったのではないですか?
去年の夏の最も高い契約を結んだのだから、プレッシャーは常にあったよ。
チェルシーのようなビッグクラブでプレーしてそのプレッシャーと付き合っていくことが習慣づいたんだ。
世界で一番重要なクラブのうちのひとつに所属して、いつもいいプレーをしなければいけないのだから、そうなるのは当然のことだよ。
だから僕にとっては自然な状態なんだ。自分にできることは、一生懸命練習して、自分と一緒に幸せでいてくれる全ての人のために、出来る限りベストを尽くすことだけだよ。
・3600万ユーロという移籍金が既にプレッシャーになっていたのでは?
それは怪我と一緒で、自分ではどうすることもできないことだからね。僕のためにそんな額のお金がうごくなんて思わなかった。
それだけの移籍金が発生したことは事実だけど、そのことで不安になることはないよ。
すごい額のお金だけど、僕にできることは、自分がいいフットボーラーで、この契約が適切なものだったと、プレーでできる限り証明していくことだけだからね。
・ペペと同じようにですね・・・
そう。なんて良いことなんだろう!
・アリカンテ戦の後、シュスター監督から何か言われましたか?
ああ。最初のゴールを祝福してくれて、あと少し運があれば3つか4つゴールを決めていたのに、と言われたよ。
一旦ゴールが決まれば、すぐにもっとゴールを決められると信じている。今のところは自分が思う完全なプレーはできていないし、改善していきたいと思うけど、ベンチにいては何もできないからね・・・
・数か月前、あなたはアス紙のインタビューで、しんでしまったような気持ちだと言っていましたが、今の気持ちはどうですか?
最近の怪我から回復したからとても幸せだよ。今はこれからの試合でもっとプレーできると信じているし、掴むのが大変なペースを乱していた怪我がなくなって、すごくやる気があるんだ。連続してプレーする準備はできているよ。
これまでプレーした短い時間でもいい試合をできたしね。
僕にとって、トレーニングすることや先発でいつもプレーすることはとても大事で、ジムで別メニューだったり、一人でランニングしたりすることは好きじゃないよ。
・チェルシーにいた頃のロッベンに戻るには何が必要なのでしょう?
本当のところ、僕にもわからないよ。もちろん、時間が必要だし、もっともっとプレーすることが必要なのはわかってる。それが以前のベストパフォーマンスに戻るためのただ一つの道だからね。そんなにすぐには変えられないよ。
良いプレーを取り戻すために、一度プレーから離れてみる方がいい選手と、いくつか良いプレーを続けていく方がいい選手がいるけど、僕は自分を後者だと思う。
不運な怪我があったけど、今は自分の可能性を信じているよ。まだ完全なレベルではないけれど、一週間で変えられるさ。
・でも今のところ試合に出るのは大変ですよね。チームは好調で、ロビーニョが左サイドのスタートメンバーです。右サイドでのプレーを試すことは考えませんか?
確かにそれは解決法かもしれないね。今のところ、チームはサイドプレイヤーを一人だけ使っていて、それがロビーニョなわけだけど、いつかまた二人のサイドプレイヤーを使うことはあると思うんだ。
チェルシーでは自由にサイドを変えられたから、シュスターができると判断して、試合中にロビーニョとポジションを替えれば、右でもプレーできる。
それは良いシステムだとは思うけど、うまくいっているし、一番重要な勝利という結果を出しているから、間違いなく今のシステムが一番だよ。
僕にとっては適応する時間が必要になるけど、今のやり方を続けていくことが必要なんだ。
・左サイドのプレイヤーが増えることで、チームは自分をベンチに置いたり、チームメイトをベンチに置かなくてはならなくなってしまいます。プレーする場所の好みが非常に高額の契約に疑問を投げかけることは考えませんでしたか?
さっきも言ったように、怪我という不運があって、チームメイトとポジションを争うこともできずにいたから、11人に入ることが困難だということだけはわかっていたよ。何もできなくてポジションを奪われているのは、自分のせいじゃないんだしね。
今は環境に適応して少しずつ長くプレーし始めているといったところさ。ポジションを勝ち取るためには、そうしなくちゃいけないからね。
・グティがあなたと同じ状況にいますね。ところで、コパで主役をようやく演じるのにいい場面だったのに、 主役が彼になって怒っていませんか?
まったくそんなことはないよ。最初の場面では彼のパスがわからなかった。でもそれはサッカーでは良くあることだ。
僕たちはまだ長い時間プレーできていないから、互いを理解する方法を学ばなきゃいけない。
彼は自分の能力をよく発揮するし、僕もそうなるようにしてくれるから、グティの隣でプレーできてうれしいよ。素晴らしいボールが来るからね。
もっと長い時間プレーすれば、お互いをもっと良く理解できるよ。
・一回戦ではあまり貢献できませんでしたが、サンチャゴ・ベルナベウのファンは応援してくれましたね・・・
ファンの人たちは僕がマドリードについた時からびっくりするくらい良くしてくれるよ。僕が出場した最初の試合から、サポーターが温かく迎えてくれたことに気づいていたんだ。
アリカンテ戦でも同じだったね。
チームにとっても、ファンの皆さんにとっても、もっと重要な選手になるように努力しているから、ファンの声援は無くてはならないものだよ。
・あなたについては、内向的で内気な性格なのでマドリーのロッカールームに友人がいないと言われていますが、本当ですか?
馬鹿げたことだよ。誰がそんなことを言っているのかわからないね。僕がまだスペイン語をうまく話せなくて、コミュニケーションを取るのが難しいからそう言うのかもしれないけど、チームメイトとはうまくやっているよ。
断言するよ。そんな意見は馬鹿げている。
・マドリードにはなじんでいますか?
すごく幸せだよ。すべての意味でね。きれいな家に住んで、美しい街を楽しんでいるよ。
特にロンドンよりいい感じだね(笑)
・シュスターはあなたが外で楽しもうとすることが不安なようだといていましたが、本当ですか?
いや、とんでもないよ。不安なんてない。
クラブ、専門家、ドクターが全て落ち着くようにしてくれた。彼らは少しずつ対処してくれたし、強くなるための時間をくれたんだ。
実際、少し怪我はあった。でも外で普通のことをするのに問題はなかったよ。
良い気分だし、隠れるようなこともないさ。
・マドリーの偉大なアイドルとして到着したのに、今はロビーニョ、ペペ、ラウールやニステルの陰に隠れてしまっていますね・・・
すぐに彼らのレベルになれると思うかい?ちょっと待って欲しいな。
今は違うけれど、将来は彼らのレベルになるさ。シーズン後半はもっとチームに貢献できるしね。ファンはもうわかってくれるよ。
・リーガではバルサに7ポイント差つけていますね・・・
油断はできないよ。まだ何ヶ月も試合はあるし、決して終わってはいない。僕たちは有利な状況にあるが、サッカーはいろいろなことが起こるからね。バルサには素晴らしい選手がいるし、彼らはシーズン終了まで全力を尽くすだろう。僕たちも今までとおなじことを続けていかなくちゃいけない。
・ミヤトビッチは今のチームは3冠を獲得する資格があると言っていますが、あなたは少し慎重ですね。
リーガとCLどちらをより獲りたいと思いますか?
特にどっちということはないよ。両方獲りたいし、それを達成できると思う。
・ローマが数週間前あなたに興味を示しました。今年のユーロに向けて出場時間を得るため、冬のマーケットでマドリーを離れることは考えましたか?
そういうことに関心はないよ。マドリーに来たばかりだし、ここで幸せだからね。怪我はあったけれど、まだしばらくマドリーのロッベンだよ。