レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

バルボア、ネグレドと買い戻し。

バルボアのベンフィカへの移籍が正式決定。

ベンフィカでは、カンテラ時代に指導を受けたキケ・フローレスのもとでプレーすることになる。

身体能力は高かったが、ロビーニョロッベンがいてラウールもいる、さらにロナウドも?という状況では残留は無理な話だっただろう。

ポルトガルでの活躍を期待します!

(買い戻りオプションもあり。買い戻しが検討されるようなプレーをしてほしい。)

買い戻しと言えば、アルメリアネグレドを買い戻すという報道もある。

とはいっても戦力としてでなく、「資産運用」のため。400万ユーロで買い戻したあと、1000万ユーロ程度での移籍を検討するという。

これに対し、アルメリアの会長アルフォンソ・ガルシアは「買い戻しオプションは選手にマドリーでプレーさせるためのもの」として、反対している。

こちらの話題についてはガルシア会長に理がある。

そもそも買い戻しオプションという条項は、差益を得るために設定されるものではなく、完全移籍した選手が成長したら安価に復帰させたい、という発想から生まれたもの。

トップチームに登録する意志が最初からないのに買い戻す、というのは「道義的に」問題がある。

いくらロナウドのための予算が必要だとはいえ、こうした方法は可能な限り避けるべき。

というのも、こうしたことを一度すると、今後こうした条項付きで移籍しても、復帰したがる選手は減ってしまうだろうし、その他の選手にも、選手の扱いについて疑念を抱かせかねないからだ。

以前フットボリスタの片野道郎さんのコラムで、フラミニ移籍に関して、「このままではアーセナルは、クラブに対する選手のロイヤリティ(忠誠心)という無形の財産を失う」といったことが書かれていた。

「そのクラブに所属したい選手がたくさんいること」や、「実際に所属することになった場合にクラブに忠誠心を持てること」は、クラブの運営にとってはとても重要な要素と言える。

優秀な選手が目指すクラブであり、そうした選手が気持よくプレーできるクラブであることは、長期的にクラブに多大な利益をもたらすことになるということを念頭に置いてほしい。

最後に。

代表は「前評判ばかりのスペイン」という評価を払しょくして、敗者の歴史を塗り替えるあと試合となってほしい。

ここまで来たら最後までいってほしい。