イルドニングでの合宿を終えて、最初の親善試合はロンドンでのエミレーツ・カップ。
第一戦は移籍間近と伝えられるVDVが所属するHSVと対戦(VDVは欠場)。
■マドリーの先発メンバー
GK:デュデク
ラスク・リンツ戦に続いてハビ・ガルシアがセンターバックで起用された。
中盤より前は主力を揃えた。
■前半
前半はロッベンが中心となった攻撃。
昨シーズンと同じく、ロビーニョかロッベンが高い位置で仕掛ける4-3-3で、その通りロッベンがよくボールに絡む。
最終ラインはやっぱり怖い。急造のラインだということも大きな原因だろう。
ただ、ハビ・ガルシアをセンターバックとして計算しようと思ったら、こうやって慣れさせ、何とか周りと合わせていくほかないのも確か。リーガが開幕したら、今日のような組み合わせはよっぽどのことがない限りあり得ないので、本当はペペやカンナバーロ、メッツェルダーの隣でプレーするのを見てみたい。
25分、サルガドのクロスにニステルが合わせてマドリーが先制。
親善試合だけれど、サルガドはかなり本気でプレーしているように見えた。
ラウール、グティ、スナイデルはいつも通りのプレーを見せてくれた。
仕上がりはいい感じだと思う。
■後半
後半は選手がどんどん交代していくので、まず先に選手の入れ替わりをまとめて。
57分、グティ、ラウール、ニステルに替えてバティスタ、イグアイン、サビオラ。
68分、スナイデルに替えてパレホ。
80分、サルガドに替えてファンミ・カジェホン。
後半に入ってディアラの存在感が際立った。
前半もいいプレーを見せていたけれど、パスが良い。昨シーズン終盤と同様、攻撃にもセンスを発揮していてよかった。
ロビーニョは出場しないかと思われたけれど、途中から調整出場。
万全とはいえないだろう状況の中、ロッベンとは違うプレースタイルをしっかり見せた。
やっぱりこの2人はこれからも使い分けていきたい。
53分、HSVに細かくパスを繋がれて、最後はジダンがうまいシュートを決めて同点。
同点のまま終了かと思ったら、85分、右サイドのファンミ・カジェホンのクロスに飛び込んだパレホが頭で合わせて勝ち越し。
カンテラーノスのコンビで良いゴールを挙げた。嬉しそうなパレホを見ているとこっちも嬉しくなる。
このまま2-1で終了。
順調に仕上がって来ている感じがするので何より。
開幕までにディフェンスの控えが安定してくれば、と思う。