レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第7節 vバジャドリー

試合前にマドリーで通算710試合の出場となるラウールの表彰が行われた。CLのマルセイユ戦でマノロ・サンチスの709試合出場に並んでいて、今節の先発でそれを更新。

ペレスとバルダーノがピッチに登場し、ペレスがトロフィを渡した。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、マルセロ

MF:シャビ・アロンソ、ラス;グラネロ、ファン・デル・ファールト

FW:ラウール、ベンゼマ

72分:ベンゼマ→カカ、ファン・デル・ファールトイグアイン、81分:ラウール→ドレンテ

カカを先発から外して、ファン・デル・ファールト。マルセロは予想通り先発メンバーに名前を連ねた。

バジャドリーの先発メンバー

GK:ハコボ

DF:ペドロ・ロペス、ルイス・プリエト、ニバウド、セサル・アルソ

MF:ボルハ、アルバロ・ルビオ;ナウセット、マルキートス、エクトル・フォント

FW:ジエゴ・コスタ

56分:ナウセット→マヌーチョ、76分:エクトル・フォント→ブエノ、78分:ボルハ→ペレ

バラガン、シシ、カノッビオ、セスマといったあたりが軒並み負傷中。ブエノはベンチスタート。

■パスはしっかり

縦に速く、個人技でなんとかできてしまうロナウドもカカもいなかったが、ファン・デル・ファールトとグラネロはしっかり違う色を出していた。

両サイドでしっかりボールをキープして攻められるし、独力での突破ができない分、周囲と絡んでボールを前に運ぶ形が目立った。

ポゼッション主体というところを考えれば、これも一つの形として考えられるだろう。

シャビ・アロンソが両サイドに散らした時に、ロナウドやカカがいれば抜けて行ってしまえるところで、そうならないというのは、デメリットではあるが、サイドバックの上がりもあったり、フォワードが受ける時間ができたりと、メリットもある。

この試合でも、後ろから繋いでいこうという意図は見えたが、最終ラインとラスがショートパスを引っかけられる回数が多すぎる。

バジャドリーもここを狙ってプレッシャーをかけにいっていたが、それをかわせないとリズムが悪くなるし、ピンチも増える。

後ろで回すのが厳しいなら、前の選手たちが降りてきてパスコースを作ってあげないと、せっかく繋ごうと思ったのに結局キーパーからロングキック、という結果が増えてしまう。いったん下がってきてくれるプレーが少なかったのも、最終ラインとラスには辛かった。

とはいっても、後ろでのミスが余りにも多かったのも事実。2失点ともにそういうプレーが発端となっているので、そのあたりはチームとして最終ラインを助けてあげないといけない。

時間が少し戻るが、先制はマドリーだった。

13分、グラネロがサイドでうまく相手をかわしクロス。ラウールがニアでちょいと合わせてゴール。ニアに飛び込んで少し触るプレーはうまい。ラウールらしいゴールだった。

17分にはマルセロのクロスをラウールが決めた。今度は中に入ると見せかけて少し後ろに残っておく形でフリーになった。この2つの選択肢だけでもディフェンスを翻弄できる。

1点差に詰め寄られたが、前半最後のプレーでマルセロが中に切れ込んで右足でシュート。良いコースに決まって2点差とし、前半終了。

守備に関してはそんなに早く改善されるわけはないが、こういうプレーができるのが彼の持ち味。

■左サイドのベンゼマ

後半開始時点では両チームともに交代なし。

後半はベンゼマがサイドに流れてボールを受けるシーンが良かった。

左に流れるのはいつも通り。ロナウドやカカがいると渋滞してしまうこともあり、時と場合を選ばなければいけないプレーだが、今日はファン・デル・ファールトが左だったので、サイドで重なることは少なかった。

ファン・デル・ファールトが中に入るとラウールと被ってしまいがちなのは課題ではあるが、サイドでの分担だけに目を向ければ、まずまずといったところ。

左で持つとベンゼマもドリブルで1人はかわせる、といったメリットもあるし、ロナウドとカカがいる場合でもうまく解決できれば。

52分、またも後ろのミスでマルキートスに抜け出され、ゴール。3-2。上にも書いた問題だが、失点に直結した分、単純なパスミスが目立った。

72分にカカとイグアインが登場。

完全休養とはならず。1点差だったことも影響しているのだろうが、20分くらいの出場時間なら許容範囲か。

これでカウンターもできるメンバーに。攻めたいバジャドリーをけん制。

79分、シャビ・アロンソの長いスルーパスイグアインに通り、ループシュートを決めて4-2。これで勝負は決まった。

代表戦でもゴールを決めたイグアイン。のっている感じがする。

81分、ドレンテを入れてラウールを下げ、今日はお疲れ様といったところ。ラウールは拍手を受けてベンチへ引き上げた。

この後得点は動かず4-2でマドリーが勝利。

ミラン戦へ

何度も言うようだが、後ろでパスを引っかけられることが多く、リズムは決して良くなかった。中盤でいつも一番走っている印象のラスも今日はおとなしめで、代表戦明けの影響も感じさせた。

ミスから2失点は残念だが、1点目のフリーキックは蹴ったナウセットも素晴らしく、そちらを褒めるべき。

しっかりしてほしいところではあるが、今日に関してはスケジュールを考えるとこれくらいか、という感じもある。

さて、ミッドウィークはCLミラン戦。連戦となるが、まずサンチャゴ・ベルナベウミランを迎える。

まずホームで勝っておいて、1位通過を争うことになるであろうミランを叩いておきたい。