レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第16節 vセビージャ

年内最後のリーガ。第16節はセビージャをサンチャゴ・ベルナベウに迎えた。

■両チームの先発メンバー

・マドリーの交代 16分:ベンゼマ→グラネロ、ケディラ→ペドロ・レオン、77分:エジルアルビオル

・セビージャの交代 84分:ゾコラ→アルファロ、カペル→ホセ・カルロス、コンコ→アコスタ

マドリーの左サイド対策として、セビージャはディフェンスを2枚サイドに配置した。

マドリーは、シャビ・アロンソの代わりにラス、マルセロの代わりにアルベロア

■簡単に・・・

今書いたように、セビージャは、マドリー左サイドの対策のために自分の右サイドの攻撃を半ば放棄していた。

ナバスもペロッティもいないという状況もあって、そうせざるを得なかった面もあるだろうが、攻撃の方向はまず左サイドのカペルしかなく、あとは高さと強さでマドリーのセンターバックと互角以上の勝負ができる2トップにあてようというやり方しかなかった。

しかも、カペル対セルヒオ・ラモスはほぼセルヒオ・ラモスが勝っていた。これではセビージャがボールを危険な位置に運ぶことは難しい。

よって、マドリーは、守備の面ではそれなりにこなせていた。放り込みへの対処がちょっと不安ではあったが。

攻撃のほうはというと、完全に手づまりだった。

配球役のシャビ・アロンソ、リズムが変えられ、相手の間に入ってくるマルセロの2人がいない影響は目に見えてあったといえる。

良い配球ができないので、ロナウドベンゼマ、ディマリアに入っても単発な感が強く、セビージャに簡単に対処されてしまっていた。

波状攻撃という雰囲気も出ず、ダラダラと時間を使ってしまう。

このあたりは、さすがにマンサーノのチームという雰囲気で、まともな攻め手がない時にはっきり「勝ち点1で十分」という戦い方をしてくる。そしてマドリーにはそれが一番つらかった。

審判も、前半からのんびりなセビージャに注意することもなく、マンサーノのやり方を後押しする形となった。

マドリーのチャンスはことごとくオフサイドを取られ、セビージャのピンチを未然に防いでいた審判。スペインでは良くあることだが、試合がエキサイトすると、収めるのではなく、一緒に盛り上がってカードを乱発。イライラしていたのはマドリーの方だったので、マドリーにカードがどんどん出る。

おかげでペペは次節出場停止、カルバーリョも退場のため次節出場停止となった。

カルバーリョ退場後の2度の変更

一人減った後のマドリーは3-3-3。セビージャの右サイドは何にも怖くないので、そちらを捨てていた。最初はディマリアが左サイドバックかとも思ったが、得点がほしい状況だったので、前に残すことを選択。これが結果的には奏功した。

得点後はアルビオルを入れて4-4-1とし、80分を過ぎてから攻撃的選手を出してきたセビージャの攻めをしのぎ切った。

メインの4-2-3-1以外に試合中に変更できるものがあると、こういう緊急の時は便利。

セビージャの攻撃が偏っていたことにも助けられたが、3つ使い分けて厳しい試合を乗り切った。

■2010年のリーガは終了

セビージャは、勝ち点1をもちかえることができなかった。いろいろあって選手が離脱中なので、仕方ない面があるにせよ、受け身で凌ぐやり方が彼らに合っているかどうか。

マドリーとしては、助かった試合だ。

さて、今節で2010年のリーガは終了。年明け最初の試合はヘタフェとの試合となる。