ここ数日の報道によると、ファン・ニステルローイについて、マドリーはHSVに対し、200万ユーロほどとこの夏にHSVホームで親善試合を開催することを提案。
しかし、HSVはファン・ニステルローイ移籍を認めない方針となっており(既に公式サイトにも記事がアップされている)、マドリーへ戻りたいらしいという選手の意向はあるものの、獲得はなかなか難しい情勢になっている。
HSVとしては、リーグでの好調もあり、ベテランのエースFWを、少なくとも安売りする気はない。
19節終了時点で勝ち点30、2位のレバークーゼンまで勝ち点差6と、CL圏内を十分に狙える位置につけている状況で、チームトップの6得点をあげているエースを放出するか、と言われれば普通はノーと答えるだろう。
CLグループステージで得られる賞金、そしてCLのために戦力を上積みできるというメリットを打ち崩すだけの条件を出さないと、そう簡単にはいかない。
もしくは、ファン・ニステルローイが練習参加拒否など、強硬手段に打って出るか。
■代替案
代替案その1は、以前から名前は挙がっていたアデバイヨル。FWが余っているシティ相手の交渉のためレンタル可能で、CLに出場できることも大きなメリット。
問題は、モウリーニョが彼をうまく扱えるかどうか。ダメだったらアデバイヨルもキャリア的に後がないが、操縦を間違うとマドリーにとっては何のメリットもない。
確実性を求めたい冬の移籍には難しい選手か。
代替案その2はクローゼ。
CLに出場できないのは大きなマイナス要素。
ただ、エジルとケディラがおりチームに入りやすそうな点、ベテランとしてチームに落ち着きを与えられそうな点はプラス。
その他、フォルランという話も出てきたが、これは信憑性に欠ける。
というわけで、現時点では、上記3人が候補と言っていい。
ファン・ニステルローイを獲得できるか、出来なければいつ諦めるかによって、状況は大きく変化するだろう。
あと6日。時間はそれほどない。