レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

グラネロが先発する理由~マドリーがボールを持つチームになるか

エスパニョール戦に向けて、グラネロが先発する可能性が高いとの記事。後半戦になって存在感を一気に高めたグラネロは、今後もマドリーの中盤で役割を負い続けることが出来るだろうか。

以下、記事訳。

先週末のラージョ戦でグラネロが先発するだろうと、多くの人が予想した。主にエスタディオ・デ・バジェカスの非常に悪い芝の状況を考え、モウリーニョは最終的にケディラを選択した。しかし、これはグラネロが日曜日に控えだった唯一の理由ではない・・・

リーガでの数字を振り返ると、グラネロが先発したのは全部で4試合で、全てベルナベウで行われた試合だ。彼はモウリーニョの元でこれ以外のリーガの試合に出場していない。

そして、グラネロが先発した試合が全てマドリーのホームであるベルナベウで行われたものであることを考えると、論理的にはマドリーのカンテラーノであるグラネロがエスパニョール戦に先発する新しいチャンスがあると考えられる。

グラネロが先発した試合は、内容も結果も悪いものではなかったという事実も考慮されるべきだ。ピラータが先発した試合では、マドリーは説得力のある勝利を挙げている。ビルバオ戦(4-1)、サラゴサ戦(3-1)、レバンテ戦(4-2)、そしてラシン戦(4-0)である。

エスパニョールとの試合に向けて、シャビ・アロンソとグラネロのドブレピボーテに新たに賭けるかどうか決めなければいけないのはモウリーニョだ。ケディラとシャヒンがドイツ代表とトルコ代表にそれぞれ招集され、ラスが3週間離脱している状況では常にそうなる可能性がある。

・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・

何度か書いたように思うが、シャビ・アロンソの相棒問題は、シーズン当初はシャヒンで解決するものと思われた。

昨シーズン、守備では身体能力で貢献したケディラが攻撃面で物足りなく、その分を補強したが、負傷が続いて計算ができないままシーズン半ばを迎えてしまった。

コエントランのコンバートも失敗に終わり、ケディラがやはり攻撃面でうまくいかないことが明らかになって、ようやくグラネロに出番が回ってきた。

モウリーニョにしてみれば、シャビ・アロンソと組む選手まで攻撃向きだと不安という思いはあっただろう。シャビ・アロンソには負担をかけずに、攻撃の基点になってもらいたかったはず。

しかし、ここで守備を重視するとあまりにもボールが持てない。自分たちの時間を作るためには、スキルのある選手を置いて、前と後ろを繋ぐ役割を負ってもらう必要があった。

その代わりに問題になる守備は、前線の4人が等しく守備負担をすることで、ある程度解決できる。コパデルレイでのバルセロナ戦で、そうした解決策を実感を持って確かめることが出来ている。

多分、前線の省エネを許容する試合と、グラネロを使うような試合は使い分けていくことになるだろう。

今までは前者のやり方になる試合が多かったこと、ボールを持っても手詰まりになりがちだったことを考えると、グラネロが潤滑油となることは、マドリーが良いオプションを手に入れるステップになる。

記事の通り、エスパニョール戦で先発したら、彼の役割に期待して注目したい。