ピボーテの補強は、ソシエダのCL入りの立役者の1人であるイジャラメンディとなった。6年契約を締結したことを公式に発表している。
移籍金は、契約解除金満額の3000万ユーロに加え、税金等850万ユーロ余りをマドリーが負担する形となり、3850万ユーロ程度と伝えられている。
非常に高価だというのが率直な感想。
既に実績のあったモドリッチで4000万ユーロ程度だったことを考えると、フル代表での経験はまだなく、これからの選手に出す金額としては破格のものと言える。特に前線ではなく、ピボーテの選手にこれだけの金額ということになれば、最近の相場から言えば実績実力ともに認められた超一流の選手のために支払う金額。
リスクの高い契約をしたと言っていいだろう。
ユースのスペイン代表ではしっかりした働きを継続していたようでもあり、リーガで32試合に先発出場し、ソシエダのCL出場を支えた実力は確かなものがある。
それをマドリーでのプレッシャーに耐え、発揮できるかどうかが大きなポイントになる。シャビ・アロンソのポジションを奪うプレーを期待したい。
以下、アスに掲載されたソシエダの会長、ジョキン・アペリベイとともに臨んだ会見の発言。
・移籍について
「時々どこにいるのかわからなくなります。チームカラーに申し訳なく思うし、これからもそう思い続けるでしょう。ずっとレアリスタだったし、これからもずっとそうあり続けます。しかし、このチャンスを受け取った時、僕はそれが唯一のものだと思いました。長い時間悩みましたが、このチャンスは断れないものでした。」
・サポーターについて
「皆さんの全ての愛に感謝します。ずっとソシエダに全てをささげようと努力してきましたし、緊張でいっぱいでした。マドリーでも同じように全てをささげ、結果を見てみます。きっとうまく行くでしょう。」
・マドリーについて
「これまでとは違うでしょう、メディアも多いですし。全てを出し切って、その結果を見てみます。練習でも全力を出し切りますし、試合でもそうですね。ソシエダで続けたかったですが、決断しなければならなかったですし、マドリーでやれることに興奮しました。」
・最後の練習について
「スビエタにきてくれたファンの方は皆残ってくれるように応援してくれました。大事にしてくれましたし、多くのものを与えてくれましたから、サポーターの皆さんのことは特別な思い出です。暖かい気持ちをもらいましたから、感謝の言葉しかないですよ。」
・ソシエダの選手達との再会について
「特別で素晴らしいことになるでしょう。」