アシスタントコーチに就任したイエロとイスコの関係についての記事。
以下、簡単に訳。
アンチェロッティはジダンをコーチとして側に置けたことを喜んでいた。彼のフットボール的な貢献だけではなく、彼が持ち込んだ心理的な面によってだ。新たなアシスタントコーチとなったイエロについても、アンチェロッティはその考えを続けようとしている。
ジダンの主力がバラン、ベンゼマ、ヘセであるとするなら、フェルナンド・イエロはイスコについて同様のミッションを負うことになるだろう。彼らはともにマラガ出身で、同国人であるバラン及びベンゼマとジダンが持っていたのと同じ重要なつながりを持っていることになる。
それだけではなく、イエロは彼の指導と過去のプロプレーヤーとしての経験によって、チームのプレーヤーに刺激を与えることができる能力がある。代表チームのSDである間でさえ、イエロはイスコと個人的に会ったり電話をしたりしていた。そのため、彼らの関係はゼロからのスタートではなく、何キロにもわたる確固としたものがあるのだ。
アンチェロッティはイスコがマドリーにとって非常に重要なプレーヤーとなりうると知っている。アンチェロッティは彼を新たなセードルフにするとの考えをいまだに持っており、それはイスコがマラガでのように守備により大きな貢献をした時に実現すると考えている。昨シーズン以来、コパやラ・デシマを達成したCL決勝のような鍵となる試合においてより重要な役割を担うようになっている。
イスコは荒削りのダイアモンドであり、イエロはそれを磨こうとしているのだ。
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記事で触れられたように、ジダンがフランス人プレーヤーに与えた影響は非常に大きかった。特に同じ攻撃的プレーヤーであるベンゼマにとっては自信を与えてくれる存在だったようで、ジダンを頼りにしているとの発言もあった。
イエロがそれと同様になってくれれば、多く在籍しているスペイン人プレーヤーにとっては心強い。同じポジションのセルヒオ・ラモス、カピタンとしてのカシージャスをはじめ、多くのプレーヤーにとって良き相談相手になれるだろう。
イスコにとっては、最初にはあったトップ下が4-3-3の採用でなくなり、シーズン中盤は出番も少なく苦しい時期だった。
終盤に攻撃的プレーヤーの数少ない戦力として起用されるようになって、ようやく自信と安定したプレーを取り戻した、浮き沈みの激しいシーズンだったと言える。
球離れが悪いこともあるが、ボールを持たせた時の技術の高さはチームでもトップクラス。それを生かして中盤の低い位置でのプレーを身につければ、出場機会は増えていくだろう。
イエロがうまく彼を導いてくれれば、マドリーは中盤に大きな戦力を手に入れることになる。