火の回りが予想よりも早かった。
集会での不正票問題をマルカ紙が取り上げてから一週間もたたずに辞任会見を開く羽目になったカルデロン。マルカが証拠写真(集会参加者のうちソシオでない人物のもの、アトレティコのソシオも!)を素早く出せたのが大きかったように思う。前回も書いたように、カルデロン会長にはこの手の問題がついて回っていて、そうした不信感が、今回の報道でクラブ内外から一気に噴出した印象だ。
前回の記事では、会長が辞職に追い込まれるのに時間がかかるだろうと書いて、予想を外してしまった。すみません。
■雑感
今のところ公式サイトが重くて開けない状態だけれど、カルデロンの会見での発言なんかも載るんじゃないかと思うので、発言については後ほど。
さて、新しく会長職に就いたのは、カルデロン政権下では副会長だったビセンテ・ボルーダという人物。シーズンもまだ半ば、とりあえずの引き継ぎということだろう。
規則では任期を引き継げるはずなので、ボルーダも法的には2010年までの任期のはずだけれど、そこまで会長職に留まっていられると思っている人は少ないだろう。まだ詳しいことがわからないけれど、今シーズン終了後に選挙があると考えるのが妥当だと思う。
カルデロンに関しては、ペレスとマルティンがドタバタと辞めた後の混乱した状況を立て直した功績は認めたいと思う(マルティンを引きずり下ろしたのがカルデロンだという話もあるけれど)。招へいの経緯はどうあれ、ピッチの上の状況をカペッロである程度正常化したことで、比較的早い段階で立ち直れたと思っている。
ただ前回も書いたような不正が、いたるところで行われてきたという事実は無視できるものではないし、総合的に見た場合に負の要素が多かった政権だったというのが正直なところ。
コメントの返事はまた明日します。ここのところ毎度遅くなってごめんなさい。