レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

カルデロン:「議論を紛糾させてみせる」

今再び話題の人となったカルデロンの、アスによる短いインタビュー。

・あなたがマドリーの会長選に立候補する意向であるということは大変な驚きです。

あぁ、そうだね、決心して会長選挙を戦うための細かなことを終わらせたい。私は後戻りしないと決めたし、放置されている私の名誉をとても透明なものにしたい。

・明らかにフロレンティーノ・ペレス氏のについて述べていらっしゃいますね。報復のために動くのが良い事ではないと思いませんか。

ひどい2年半を過ごしてきた。クラブ名義のカードで支払いをしたという許容しがたい嘘で非難されてきて、誰も前言を取り消さない。私の名誉に法服を着せ(よく意味がとれなかった。裁判になるようなことを言ったということだろう)、私の子供たちを関係のないことに巻き込んだ。すべて審判にかけられ真実が明らかになるだろう。

・しかし、ひどい悪評を受けたことが事実なら、何の書類が選挙戦で出てくるのでしょう。

私が会長だった時期には、私を支援する18000人のソシオがいたことを過小評価してはいけない。ペーニャの責任者であり、私の政権下で素晴らしい仕事をしてくれ、今はボルーダ会長の独断で解雇されたホセ・ベルナベウは、そのすべてのソシオが私を支えてくれると話しているよ。

・ずいぶんと楽観的ですね・・・

はっきり言おう。私は選挙戦に勝つことはないだろう。しかし確かに紛糾させることにはなるだろう。用意した書類を持つ私と、テレビカメラの前で討論する勇気をフロレンティーノ・ペレスに持ってほしい。シャツを汗びっしょりにして(苦労して、の意)選挙に勝つ価値を生み出してほしい。私とのテレビ討論を受ける勇気は彼にはないと私は思うが。

・この決断で、日曜の総会に高い緊張感が出てきます。いつ公式に発表されますか。

まずは日曜の総会で何が起こるか見守るよ。選挙が公示されたら、立候補しそうな人たちの動きを見て決断する。

・まだあるのですが、土曜日(スペインとトルコの試合)にあなたはサンチャゴ・ベルナベウのパルコでボルーダ会長にとても近い席に座るのですね。

もちろん、連盟の一員だからね。確かにそうするだろうし、誰からも隠れる理由はない。ボルーダ会長にも皆さんにも一番の幸運を祈るよ。行く権利があるからベルナベウへ行くのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

カルデロンが批判され、問題視されたのは、クラブの予算を私的流用したこともそうだが、総会でソシオでない人物を利用し予算を通そうとしたこともだと思うし、18000人のソシオが全てカルデロンの支持に回るとは思えないが、それらはさておき。

カルデロンはペレスに「テレビの前に出てきて話をしようじゃないか!」と挑発をした。

前回も触れたように、カルデロンはペレス時代にも政権におり、ペレスのやってきたことを内部から見てきている。だからペレスは出ていくと、公開の場で、しかも自分の目の前で言い訳のできないことが(証拠つきで)発表されてしまうかもしれない。これは危険だ。

かといってこの挑発を下手に受け流していると「やっぱり何かやましいことがあるのだ」とソシオの心証は悪くなるだろう。それは選挙には不利だ。

公開の場でうまく反論し、ほこりが出ないことを示す(実際何をしてきたかは当時を見れば想像がつく部分はあるが、表向きには)のが良いだろうが、それができなければカルデロンに泥沼へ引きずり込まれることにもなりかねない。

まだ公式には何も話していないペレスだが、さてどうする。