レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

カルデロン、立候補を計画

前会長、ラモン・カルデロンが次期会長選挙へ立候補する意志があるらしい。

批判を受けて辞任に追い込まれた前会長が再び立候補するのは異常な事態だが、29日の総会の時に表明すると伝えられている。

勝てないだろうとわかっているらしいが、それでも出馬する理由としてアスが伝えているのは3つ。

・1つ目は公開の場で個人の名誉の回復を図ること。

・2つ目はペレスを困難な状況へ追い込むこと。選挙期間中のラジオやテレビの公開討論の場で、ペレスにとって問題となる書類を持って批判する。

・3つ目は、未だにカルデロンを支持する人々が多くいると認識していること。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

面白いのはやはり2つ目の理由。

カルデロンが辞任に追い込まれた一件で、内部情報が簡単に漏れたりしたこと、外部からの工作と辞任会見で語ったりしたことの後ろにペレスがいたと言われており、カルデロンの辞任会見の”政敵”とは、今回のこの報道を見る限りペレスを指している。

だったら、外野から声を上げるんじゃなく、選挙に出て堂々と嫌がらせをしてやろうというこのドロドロ劇。

カルデロンはペレスが出してほしくない情報をいくつか持っているのだろう。ペレス→マルティンと会長が替わり、マルティンが早々に辞任した時期に、彼はクラブにいた。

しかもペレスにとってやっかいなのは、カルデロンが勝てると思って出てこない、という点。

勝とうと思っていたら出さないような暗部の情報が「あるかもしれない、出るかもしれない」というだけでペレスの脅威となる。

アスは「前会長の立候補という考えが、会長職へのレッドカーペットへペレスが到着することに対する抵抗勢力を形成することになる。」と書いている。

まさにカルデロンの”捨て身の攻撃”。日曜日はどんなことになるだろう。