今朝のアルメリア戦でリーガは終了。
マドリーは勝ち点92で2位、102得点、33失点だった。
ロナウドは、最後の4節で3点、3点、2点、2点と固め取り。40得点とし、リーガでの最多得点記録を更新した。
リーガ自体の行方が決まってしまった終盤での爆発に、ちょっと残念な気もするのが正直なところだが、記録は記録。この時代に試合数より多くの得点を取ることはものすごいことだ。
また、ロナウド自身が語っているように、得点はチームの働きあってのもの。彼だけでなく、チームとして成し遂げたものと言うべきだろう。
この終盤での大量得点をどう見るか、というのは見方が分かれるところだろうと思う。
精神的なプレッシャーに左右されやすい不安定さと見るか、シーズンを通して成長した証とみるか。
最後の4節はセビージャ、ヘタフェ、ビジャレアル、アルメリアで、アルメリアは降格が決まってしまっていたが、セビージャとビジャレアルは、来シーズンのヨーロッパ行きがかかっていたし、ヘタフェは残留がかかっていたから、相手が緩かったかと言うと、そうなる理由はなかった。
ディフェンスが良くなかったのは確かだが、そこをきちんとついて、得点をあげられたこともまた事実。それは認める必要があるだろう。
厳しかったバルセロナ戦を経て、チームとしてのタフさが出てきたと、個人的にはプラスにとらえたいと思う。
チームとして懸けるものがない最後の4試合で規律を保って戦えたこと、そういった精神的なものは、来シーズンに間違いなく生きるものだ。
モウリーニョはきっと、最後までしっかりやれと、チームのネジを巻きなおしたと思うし、選手たちもよくダレなかった。
勝負が決まってからのラストスパートだが、競う者がいないところをよく最後まで走りぬいた。そういう風に、前向きにとらえておきたい。