レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

モドリッチ移籍問題をメモ的にまとめておく

クロアチアのユーロは準々決勝で終わり、モドリッチの移籍問題が一気にニュースになっている。マドリーに絡んだ現状を簡単にまとめておく。

モドリッチとの契約を望むクラブは、マドリーの他にマンチェスターの2クラブとPSGと言われている。

競争相手がいる中で、マドリーは3500万ユーロを用意しているといわれていた。これは、まだ先週の噂。

その後、モドリッチトッテナムのチェアマン、ダニエル・レヴィと会談し、退団する意向を伝えるという報道も。

実際にそうした会談の場がもたれたのかどうかはわからないが、現金だけでなく代替選手も欲しいトッテナムが、シャヒンを交渉に加えるように要望したとも伝えられている。

こうしたいくつかの報道を見ると、モドリッチの考えはトッテナム退団へ傾いており、トッテナムとしては、抵抗はしたいものの最後はいい条件を引き出すことで移籍を飲まざるを得ないように見える。

確かに、リーグで頑張ったのに、最後の最後でCL出場権をチェルシーに持っていかれた失望感は大きいだろうし、それに加えて監督も替わってしまう状況で、なかなか難しいところなのだろう。

しかし、ここで中心選手を切り売りすれば、新しいシーズンにおいてCLに向けての希望がどんどん遠のいていってしまうのは、誰が見ても明らか。監督は替わるが、当然ながら、主力選手は何とか残していきたいのが本音。

実際、今日は、トッテナムモドリッチについて5000万ユーロを求めており、非常に高額であるため、モドリッチ周辺の移籍の噂が沈静化するのではとの報道もなされている。

そもそも、モドリッチは4-2-3-1の2に入ってもらいたい選手で、3のサイドや中央でのプレーを求めたいシルバとは、得意とするポジションや、マドリーが求める役割はかなり違うのだが、マドリーの第一候補はシルバであり、モドリッチはプランBであると伝えられてきた。

しかしながら、モドリッチについてもさすがに簡単には決まりそうにない。モドリッチトッテナムを離れたいと願う場合、最後の手段はトランスファー・リクエストだが、そういった状況になるかどうか。

マドリーとしては、シルバを見ながらモドリッチも、というのは非常に難しい。建前としてもスペイン化を語ったペレス会長としては、簡単にシルバを目標から外すわけにはいかないだろうが、二兎を追うもの一兎をも得ずとならないようにしてもらいたい。

まだまだ市場の時間は残されているが、期限ギリギリの交渉では足元を見られるし、選手がフィットする時間もない。素早く、的確に判断してもらえれば。