数週間前、マドリーはディマリアとの契約を延長した。
契約期間は2018年までで、これは2017年までのカシージャス、セルヒオ・ラモス、コエントラン、シャヒン、バランよりも長い契約年数となる。
また、年俸も改善されたとのこと。300万ユーロを超える金額になったようだ。
マドリーは2シーズン前に2500万ユーロでディマリアを獲得。この移籍金額の影響で、ディマリアは低い年俸(200万ユーロほど)の条件を飲んだが、パフォーマンスが良い場合は条件を改善することになっていたそう。
昨シーズン中は、この契約更新交渉が進まず、夏には不満ももらしていたが、代理人ジョルジュ・メンデスとマドリーの交渉は、何度かの会合の後合意に達した。しかしながら、マドリーはこの合意を公にしていない。
ディマリアは、筋肉系の負傷で3ヶ月ほどチームを離れており、彼のベストとはいえないシーズンを過ごしたが、モウリーニョは彼を重要な選手として考えている。
・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・
マルカの記事を元に。
その他のメディアでも報じられているので、契約を改善したことはほぼ間違いないだろう。
マドリーへ移籍した際の契約解除金は、基本が2500万ユーロで、出場や成績でインセンティブがついていたので、実際にベンフィカに払った金額はもっと大きいものと思われる。そうしたこともあって、年俸が低額に抑えられていたのだろう。
ディマリアの良さは、何と言っても走れること。
スピードもあるし、スタミナもある。終盤になってもスプリントできるのは素晴らしい。攻守に上下動を繰り返せる能力は、モウリーニョ好みだ。
改善すべき点は、ボールを持った時のプレーの幅のなさ。
マドリーでは右サイドでプレーすることがほとんどだが、左足に持ち替えてのクロスかカットインばかりで、サイドバックとの絡みも少ない。
スピードで解決できるからそうなりがちなのかもしれないが、いろいろなことをできるようになれば、もっと右サイドで生きる存在になってくれるだろう。
来シーズンを語るのはまだまだ早いが、契約問題をすっきりさせて、より良いプレーを見せてくれることを期待したい。