レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第16節 vラージョ・バジェカーノ

時間が経ってしまったので、ごく簡単に。

■マドリーの先発メンバー

GK:ケイラー・ナバス

DF:ダニーロセルヒオ・ラモス、ペペ、マルセロ

MF:クロース;ハメス・ロドリゲスモドリッチ

FW:ベイル、ベンゼマロナウド

62分:マルセロ→ルーカス・バスケス、65分:ハメス・ロドリゲスコバチッチ、74分:ベイル→アルベロア

センターバックの位置が入れ替わっている。また、ベイルも昨シーズンまでお馴染みの右での起用が増加中。ペレス会長としてこれで良いのかどうかはわからない。

■ラージョの先発メンバー

GK:ヨエル

DF:ティト、アマヤ、ゼ・カストロ、ナチョ

MF:バエナ、トラスオラス;ラス、ホサベ、パブロ・エルナンデス

FW:ハビ・ゲラ

20分:パブロ・エルナンデス→キニ、63分:ラス→べべ、79分:ゼ・カストロ→モンティエル

パコ・ヘメスのもと、相変わらず良いチームではあるものの結果がついてこない。残留を目指す戦いとなっている。

■簡単に

マドリーが3分にダニーロのゴールで先制するも、9分にアマヤ、11分にホサベと立て続けにラージョにゴールを許し逆転。

せっかく良い入り方をしたのに、こうした守備の緩さは全く変わっていない。クロースとモドリッチが何とかせざるを得ない中盤を放置しているのだから、失点は必然と言っていい。ラージョは順位こそ低いが、良くボールを動かし、マドリーを崩せるだけの形を持ったチーム。あっさりと決定機を作られた。

また、同点に留まらず2点を連取されたことから、同点ゴールで目が覚めることもなく、精神的にも試合には入れていない様子が伺える。

組織としても形が悪く、精神面の充実もないという見ていて辛い状況。

ラージョとしては良い展開だったが、13分にティトが退場したところから暗転。

この一発退場は、意図的なものではないだろうが足裏を見せて足目掛けてタックルしてしまったことから正当なもの。ラージョは20分にパブロ・エルナンデスをキニに代えて対応。

しかし、27分のバエナの退場は明らかな誤審。エリア内でセルヒオ・ラモスと競っていたバエナのプレーは、ファールとも言えないもので、体を当てながらポジション争いをしていたのみ。もちろんペナルティになど該当するはずもないプレーだった。にも関わらず、このプレーでペナルティ、バエナには2枚目のイエローも提示され、ラージョは2人少ない状態に。

ティトの退場の場面では良く見ていたと思える判定だったが、その後の落ち着きのなさやバエナへの判定を見ると、きちんと見ての判定だったか怪しくもなる。重要な場面で冷静さを欠いた主審の判定だった。

1人多い時間帯の24分のベイルのゴールで同点に追いついていたマドリーは、バエナの退場の場面で得たペナルティをロナウドが決めて3-2と逆転。

2人多くなり、その後は楽々。結局ダニーロ1点、ベンゼマ3点、ベイル4点、ロナウド2点の10得点で歴史的な大勝を収めた。

■攻守ともに

10-2という結果で見えづらくなっているが、マドリーの守備はかなりまずい状況。

2点取られたことももちろんだが、9人となったラージョからボールを奪えず、後半になってゴールに迫られるような場面をつくられていたのは情けない。

ラージョは人数を減らしても局面でのプレーのレベルは維持していたし、つなげるチームであることは間違いないのだが、それにしても、2人多い状況でチャンスを作られてはいけない。こうした試合展開となった経緯とは別に、そうなった以上は完璧に抑え込んで終えてほしかった。

また、攻撃の面でも、アタッキングサードでのプレーの精度は決して高いとはいえなかった。相手が少なかったのでゴール数は増えたが、もっとチャンスを作れただろうし、より記録的な勝利にもなっていておかしくなかった。

10点で満足できる内容とは言いがたかった。

次節レアル・ソシエダ戦は30日の開催で、これが年内最後。きっかけはなかなか見いだせそうもないが、良い形で2015年を終えられれば。