レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第37節 vマジョルカ

昨日は久しぶりに疲れてダウンしてしまったため、一日遅れだけれど、マジョルカ戦を振り返る。

サンチャゴ・ベルナベウには半分ほどしか観客が入っていなかった。状況を考えれば仕方ないが・・・

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:トーレスセルヒオ・ラモスカンナバーロ、マルセロ

MF:ラス、ファン・デル・ファールトロッベン、ラウール、イグアイン

FW:フンテラール

56分:フンテラール→パレホ、カンナバーロハビ・ガルシア、68分:マルセロ→ドレンテ

負傷者が多いため、最終ラインはかなり変更されている。ピボーテには、ファン・デル・ファールト。出場時間が少ない選手を出してあげる配慮はなし。

マジョルカの先発メンバー

GK:モヤ

DF:ホセミ、ダビド・ナバーロ、ラミス、アヨセ

MF:クレーベルサンターナマリオ・スアレスバレーラ、フラド、アランゴ

FW:アドゥリス

68分:アドゥリス→ケイタ、79分:バレーラカストロ、84分:フラド→ウェボ

マジョルカも特に争うべきものはない。

カンテラの重要性が語られる中、少し前にマドリーを離れたフラドは、サンチャゴ・ベルナベウでどういうプレーを見せるか。

■チームとしては評価なし・・・各選手について雑感

モチベーションの低さが、もろに試合に出てしまった。

負傷者が多いディフェンスラインにトーレスが使われたり、ファン・デル・ファールトが先発したりしたが、控え組を多く先発させて時間を与えることはしなかったので、そうなると目的を失くしグダグダしてしまうのは当然。これまでも多く問題を抱えてきていて、それが解決されていないのに、意識が低くなってしまってどうしようもない。

そんな試合だけれど、思ったことをいくつか。

まずはファン・デル・ファールトに関して。

ピボーテの位置から攻撃に参加でき、攻撃面でのプレーが今いる他のピボーテより優れているのは確か。けれど、この位置でバランスを取りながら攻撃に貢献できるか、という点では疑問。

彼自身がバランスをとれないならチームでやらなければならないが、出て行った彼のスペースを埋めるのがラウールの動きだけでは無理がある。

ベテランになったとはいえ、ゴール前で相手の脅威になれ、得点をとれるラウールがピボーテの役割を担わなければならないというのはチームにとっては損だ。ファン・デル・ファールトが上がったなら、その分を補完するのは、彼自身も含めたチーム全体のはずだが・・・守備をしない選手が多い(攻守が分断された)現状が改めてはっきりした。

次にパレホ。

何度も書いているけれど、中盤で一番可能性を感じる選手。先発でどこまでやるか見たいが、最終節もだらけてしまうようなら、今シーズン中にしっかり評価をするのは難しいのが残念。

長い時間プレーすれば、当然欠点も出てくるだろうが、それも含めていろいろ見てみる必要がある。視野が広く、ボールタッチも良いので、それをいつも発揮できるようになれれば面白い。

同じカンテラーノのフラドは、攻撃的中盤の中央でプレーし、マジョルカの攻撃を司った。以前よりぐっと落ち着いて良くなった印象だった。

交代時のスタンドからの拍手は、カンテラーノとしてのフラドも忘れていないぞ、という意味もあったかもしれない。移籍に関連して紙上に名前が挙がっているわけではないが、フラドの名前を忘れるべきではないだろう。

最後にカンナバーロ

ホーム最終戦ということで、交代時にはスタンディング・オベーションで送られた(ブーイングも聞こえたが)。実際、送り出すにふさわしいホーム最終戦では全くなかったので、ちょっとかわいそうなところではあった。

■最終節へ・・・

落ちるところまで落ちた意識は、今シーズン戻ることはないのだろうか。

ホーム最終戦ということも、3年間マドリーの最終ラインを支えたカンナバーロをホームで送る試合だということも、チームの責任感には響かなかったようだ。

順位も確定し、チームとして争うものがないと仕方ないとも思うけれど、こういう時に引き締められないチームなのか、という残念な思いは強く残った。

最終節は残留のために必死なオサスナ

ひどい試合にならないように、最後くらいなんとかしてほしいものだ。