レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ビジャの交渉は暗礁へ

伝えられるところによると、バレンシアはビジャに関するマドリーとの合意を破棄したようだ。

マドリーの提示額は4300万ユーロで、バレンシアの(先頃就任した)新会長ジョレンテはこの条件で合意していたらしいが、この合意を白紙に戻したらしい。

マドリーはこれを受けてフォワードのターゲットをフォルランに変え、アトレティコにアプローチをしたらしい。

フォルランの契約解除金は3600万ユーロで、マドリーは選手を絡めて移籍金を引き下げ、クラブ間の合意を取り付けたい考え。30歳というフォルランの年齢がネックになりそう。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

バレンシアはシルバを移籍不可能の選手としている。さらにビジャも残留させるとなると、いまだ解決していない金銭問題を潜り抜けることができるか、疑問が残る。

合意と、このタイミングで破棄したことが事実だとすれば、ビジャに関してマドリーが提示した額よりも大きな額のオファーがあったか、可能性があるとバレンシアが判断したと考えるのが自然だろう。既にかなりの予算を費やしているマドリーにとって、獲得レースに参入するのは難しいのかもしれない。

■スペイン化はどこへ行った?

バルセロナの選手たちは当然無理、シルバ、シャビ・アロンソは難しく、さらにビジャも困難となっている現在、マドリーが獲得を目指しているとされるスペインの選手たちは、上の選手以外では、

アルビオルアルベロアマルカーノ・・・

といったところだが、どれも今のところ進展はない(報道によれば、だが)。

就任前後にはグラネロやマタを戦力として獲得するという報道もあったが、すっかり立ち消えてしまった。

ペレスは就任時、世界最高の選手とともにスペイン最高の選手もマドリーへ連れてくるといったことを宣言していたが、今のところ片輪だけしか回っていないように見える。

確かに、補強はまずチームが強くなり勝つためにするものだから、カカやロナウドの獲得はマドリーにとって大きなプラスになるだろうが、彼らだけではチームにはならない。彼らとともにチームをしっかり支えられる選手、特に精神的にタフな選手が役割を果たすようにならないと、チームがうまく機能することはないだろう。

その点で、スペイン人、カンテラーノを戦力とすることは重要なことだ。

25人が一つのチームとなるために必要な選手を求めたい。